【初心者用】Stable Diffusionの基本操作を解説!!
こんにちは!
この記事では、Stable Diffusionの基本操作について解説していきます。
まだ、Stable Diffusionを始めて間もない方はぜひ、参考にしてみてください٩( ‘ω’ )و
- Stable Diffusionの基本操作を知りたい
- Stable Diffusionの画面の用語や意味が分からない
- そもそもどうやってイラスト生成できるの!?
こういったお悩みの方に向けて解説しております。
Stable Diffusionは英語で表記されていて
専門用語も多数存在します。
promptなど詳しくなく初めて使う方はチンプンカンプンかと思います(^_^;)
ですが、この記事を最後まで読めば
Stable Diffusionでイラスト生成ができるようになりますので
安心してください!!
完全初心者の方はぜひ、以下の記事も
目を通していただけたらと思います
Contents
- 1 Stable Diffusionの操作画面の用語解説
- 2 img2imgも使ってみよう!!
- 3 【初心者用】Stable Diffusionの基本操作を解説!!のまとめ
Stable Diffusionの操作画面の用語解説
今回はStable Diffusionで使用頻度の高い
txt2imgを中心に解説していきますね♪
Stable Diffusionを起動すると
以下の画面になります。
Stable Diffusionの起動の仕方に関しては
以下の記事を参考にしてみてください(^^)
【初心者用】Stable Diffusion web UIをGoogle Colabで起動する方法
- ①Stable Diffusion checkpoint
- ②Prompt
- ③Negative prompt
- ④Sampling method
- ⑤Sampling steps
- ⑥Width・Height
- ⑦Batch count・Batch size
- ⑧CFG Scale
- ⑨Seed
- ⑩Script
- ⑪Generate
- ⑫アイコン5つ
- ⑬イラスト生成箇所、ボタン6つ
Stable Diffusionの画面内では、操作する箇所が13項目ございます。
どれも大事なので一つ一つ丁寧に解説しますね♪
①Stable Diffusion checkpoint
画面の一番左に位置するのがStable Diffusion checkpointです。
出典:civitai
これはいわゆる画像生成のモデルになります
checkpoint=モデル(学習済みデータ)
簡単に言うと、画像生成する上でどんな感じのイラストになるか
このモデルで雰囲気が掴めます!!
例えば、可愛い系、綺麗系、セクシー系など
同じ女の子イラストでもイメージが全然異なります。
このモデルの選択はStable Diffusionで画像生成する上での土台となりますね ✌︎’ω’)✌︎
②Prompt
次にStable Diffusionの画面内で最も重要なPrompt(プロンプト)です!!
Prompt=呪文と言われています。
自分が生成したい画像の特徴をStable Diffusionに指示する場所だと思ってください。
では、イメージしてもらえるよう実際に行ってみましょう〜
以下の画面のように 『1 girl 』とpromptに入力して右側の『Generate』をクリックします。
すると、このように女の子が生成されたかと思います!!
これが基本的なStable Diffusionの使い方です。
ちなみにモデルとpromptを変えずに『Generate』したとしても
全く同じのイラストは生成されません。
また、イラストのクオリティが180度変わることもあります(._.)
なのでひたすら自分が気にいる画像が生成されるまで
繰り返しましょう〜(ゲームのリセマラと一緒)
ですが、闇雲にやっても非効率なのできちんとプロンプトの知識を身につけましょう〜
以下の記事でStable Diffusionのプロンプトのことについて解説しています( ✌︎’ω’)✌︎
③Negative prompt
Promptの逆でNegative prompt(ネガティブプロンプト)です。
これは、promptの逆で生成したくない特徴をStable Diffusionに指示する場所です。
初心者にありがちですが、生成したい特徴ばかりを追い求めて
生成したくない特徴を軽視しがちです…
結果的に思ったようなイラストが作れないなんてことになったりします。
ある程度Stable Diffusionに慣れてくると
このNegative promptの重要性に気づくかと思います。
- Prompt:best quality(最高品質の)
- Negative prompt:worst quality(最悪の品質)
例えば、このように指示してみます。
それぞれ画像の品質についての特徴ですが、
対照的になってるかと思います。
Negative promptに『worst quality』と指示すると
質を悪くするのを防いでくれます。
これでより品質向上が優先されることになります٩( ‘ω’ )و
以下の記事でNegative promptについて解説しています( ✌︎’ω’)✌︎
④Sampling method
次にSampling methodです。
これは、サンプリング方法です!!
簡単に説明すると、ノイズ除去のアルゴリズムが変わります。
Stable Diffusionは画像内のノイズ除去を繰り返すことで画像が完成されます。
そのノイズ除去のやり方がそれそれ異なるということです。
このように複数のSampling methodが存在します。

どれか迷ったらEuler aかDPM++ 2M Karrasを使いましょう〜
筆者はアニメの画像をよく生成しますが結構おすすめです
Sampling methodについては以下の記事で詳しく解説してます( ✌︎’ω’)✌︎
⑤Sampling steps
これは、シンプルに『ノイズの除去を何回するか』を表します。
先程説明した通りStable Diffusionはノイズ除去を繰り返すことで
綺麗なイラストを生成しています。
ちなみにノイズ除去1回で生成した場合はこのようになります。
うーん、ほぼノイズだらけで低品質なイラストですね…
そして、30回丁寧にノイズ除去をすると
このように綺麗なイラストの完成です!!
ですが、多ければいいというわけでもありません。
きちんと適正値が存在するのでこまめに調整しましょうね♪

初心者でよく分からないという方はとりあえず
Sampling methodをEuler aかDPM++ 2M Karrasにして
15~20stepほどに設定しておきましょう〜
もっとSampling stepsについて詳しく知りたい方は以下の記事を
読んでください( ✌︎’ω’)✌︎
⑥Width・Height
こちらは生成するイラストのサイズです!!
横と縦の幅を調整できます。
初期設定は512×512となっております。
これは多くのモデルが得意とするサイズです。
これより大きなサイズにしようとすると
VRAMの使用量が増加するので生成時間が長くなります。
とりあえずは、初期設定のサイズで大丈夫です(^ ^)
⑦Batch count・Batch size
Batch countは入力条件でイラストを生成してくれる回数。
Batch countが1だと1枚イラスト生成して終了。
2だとその処理を2回して2枚作ってくれます٩( ‘ω’ )و
Batch sizeは同時に生成できるイラストの枚数。
Batch sizeが3なら3枚並行して作ってくれます。
Batch count=イラスト生成の回数
Batch size=同時並行で生成する枚数
例えば、Batch count:2、Batch size:3に設定して
イラスト生成すると6枚生成されます。
同時並行で3枚生成するのを2回処理してるからです♪
⑧CFG Scale
どのくらい入力したpromptを遵守するか表す数値です。
数値が大きいほどpromptに近いイラストを生成してくれます。
ですが、大きすぎると逆にクオリティが下がるので
個人的にデフォルトの7でいいと思ってます。
⑨Seed
生成するイラストごとに割り振りされる番号です。
デフォルトが『−1』になってますが、
これはイラストがランダムで生成されることを意味します。
ちなみに『−1』以外の数字でSeed値を固定することで同じイラストを何度も生成できます。
↑seed値を151に固定してイラスト生成したら
このイラストが何度も生成されました。
Seed値を固定するメリットはせっかく自分の気に入ったイラストが生成されたのに
モデルを変更したり、拡張機能で微調整したい時にイラストが変わってしまうのが
困ってしまうといった場合に有効的です♪
⑩Script
比較画像を生成したい時に設定する項目です。
例えば、品質向上系Promptの
masterpiece、best quality、highresなどを比較対象にするときに
イラストで分かりやすく並べたい時などに使います。
あまり使う機会がないので、基本的に『None』のままで大丈夫です。
⑪Generate
イラスト生成スタートボタンです。
『Generate』を押して最終的にイラストが出力されます。
イラスト生成途中に『Interrupt』と『Skip』と表示されますが
それぞれ中断とスキップという意味です。
何もしなければそのまま出力されるまで待機する感じになります٩( ‘ω’ )و
⑫アイコン5つ
Generateボタンの下に5つのアイコンが存在します。
それぞれ役割があるので紹介しますね♪左から順番に解説します。
矢印アイコン
前回使用していたPromptを呼び出すものです。
Stable Diffusionを終えてもデータは残っているので
起動してすぐにこのアイコンを押すと前回のPromptが表示されます!!
また、打ち直さなくていいので助かりますね(๑>◡<๑)
ゴミ箱アイコン
Prompt・Negative Promptの内容を消去してくれるものです。
現在使っている内容が不要な時にでも使用してみてください。
花札アイコン
このアイコンが一番重要で使用頻度が高いです!!
Stable Diffusionでハイクオリティのイラスト生成に必要な
Easy Negative、LoRAを持ってくる時にこのアイコンを使用することが多いです。
専門用語で分からないかもなので別記事でEasy Negative、LoRAについて解説しますね♪
クリップボードアイコン
選択中のStylesをPromptに適用します。
決定ボタンと思ってもらえれば大丈夫です。
フロッピーディスクアイコン
現在書き込みしてるPrompt・Negative Promptを『Styles』として保存できます。
クリップボードアイコンで出てきたStylesです。
これは、矢印アイコンが直前のPromptを呼び込むのに対してこれはStylesとして保存するので
いつでも呼び出せます( ✌︎’ω’)✌︎
お気に入りのPromptが書けたら保存しておくことをおすすめします!!
⑬イラスト生成箇所、ボタン6つ
生成されたイラストはここに表示されます。
そして気になる6つのボタンですが、現在表示しているイラストを管理するものです。
一番左に位置するフォルダアイコンのボタンは
このフォルダを開きます。
イラスト生成したものは全てこのフォルダに保存されます。
ただ、たくさんありすぎて見つけ出すのが大変だと思います笑
そういう時のために右隣の『Save』、『Zip』を使用します。
↑のように別のフォルダに保存されるので
簡単に自分の好きなイラストを見つけられます。
右側3つに関しては解説が長くなってしまうので今回は割愛させていただきます。
img2imgも使ってみよう!!
これまでテキストからイラスト生成するtxt2imgで使う用語を
解説してきましたが、
Stable Diffusionでは画像からイラスト生成できる機能もございます。
それが、img2imgです!!
元画像とプロンプトで指示をすることができるので
より正確にイメージしたイラストを作れちゃいます( ✌︎’ω’)✌︎
少し難しいですが、使いこなせるようになると
イラスト生成の幅が広がるのでぜひ、活用してみましょう〜
img2imgの使い方については以下の記事で詳しく解説しております。
【初心者用】Stable Diffusionの基本操作を解説!!のまとめ
いかがだったでしょうか!?
この記事では、Stable Diffusionの基本操作について解説してきました。
特にtxt2imgの内容盛り沢山でしたね!笑
Stable Diffusion画面内の各用語の意味や用途が
理解できたかと思います( ✌︎’ω’)✌︎
これが理解できたら一通りの操作はできます!!
最後まで読んでいただきありがとうございました〜
この記事へのコメントはありません。